38-45mm クラス比較
緑点が来たので比較実験。被写体は閃亜鉛鉱に乗った水晶(山形)です。
倍率はおよそ4倍。左は全体、右は中央ちょこっと右下の閃亜鉛鉱のピクセルクロップです。
干渉色出てますが、これは光源角度によってコロコロ変わるんで気にしないでください。
いつもはもうちょっと絞って撮るんですが、今回は少し開け気味。Fナンバーで言うと5.6と8の間ぐらいです。
EL Nikkor 40mm, Fujinon EP 38mm はダメですね。これははっきりわかります。
色滲み、解像度、ボケのいずれも落第。
画角を求め、光学性能を損なってます。
これは基準倍率より撮影倍率が低いからではありません。
Luminar I は並。カリっとしません。
ボケは悪くないんですが、この倍率では解像してナンボの世界ですから、これではちょっとね。
Mikrotar は良いです。こんなにやる子だと思いませんでしたよホントに。
Luminar I 40mm を買うなら Mikrotar 45mm を購入した方が画質も値段も良好。
よく頑張っているのは OM Zuiko MC Macro 38mm F3.5。
Lumi II に比べ解像度が若干劣ってますが、階調よしです。
このレンズ、ヤフオクでは箱入りが1.5諭吉で出回りますから、Macro Nikkor や Luminar II を買うよりよほどお買い得です。
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g69978513
設計は逆クセノター。
そしてこの比較のベストは今回購入した Luminar II 40mm。
Luninar I から光学設計を変更しているのですが、その結果がこれでしょう。
解像感があり、コントラストは高いです。
で、I に比べ光学系を全部うしろに引っ込めた(その分ケツが出た)のですが、これが効いてるみたいです。
ちょっと二線ボケを出しますが、許容範囲内。
三枚玉でコレですか。
このレンズ、われらが導師も持っているらしいですぜ。
(結論)
- 緑点にかなうものなし。妥協を許さないならコレ。
- 日本人なら瑞光。漢は黙って RMS。
- みく45は侮れない。ルミ I を買うならもうちょっとお金を溜めて緑点にするか、みく45が出るまで待とう。
- 40mm 以下の引き伸ばしレンズには手を出すべきではない。