口径食

某所であるレンズを「ビネッティングが出てきてうざい」という旨の書き込みがありましたが、円を斜めから見ると楕円になるように、口径食というのはどうしても出てきます。
周辺減光やむなし。
で、何で前玉を引っ込めた設計にするかという理由なんですが、フレア・ゴースト対策はもちろんのこと、収差を食わしていることが多いそうです。
光軸に対して大きな角度を持って入射する光線に対して収差補正が満足にいかない場合、前玉を引っ込めて、鏡筒の縁で残存収差をカットするとのこと。
前玉を Micro 105/4 や 60/2.8G みたいに前玉を一番前に出すのは、実効撮影野が狭角だってのもあるんですが、収差補正や迷光対策がきっちりできている証なのでしょう。