Doyle Dykes という人

というわけでドイル大工っす。

カントリーのギターは大きく分けて、Albert Lee のような単音高速早弾き系と、Chet Atkins のような複雑なメロディとベースを一緒に弾いていくタイプの二つが主流だったんですが、この人の参入によって両方の性格を併せ持つギターってのが一般化しました。
Chet のややこしいギターをバカッ速にした感じです。
Tommy emmanuel はもうちょっとメロディを歌わせるのですが、この人はもうちょっとカラリと弾きます。
どちらかというと、Albert Lee っぽいです。Tommy は Chet の正統後継者と言ってよいでしょう。


Taylor のギターで、ミュートを効かせてベースを弾きながら、異常に複雑で楽しい曲を弾いていくスタイルはこの人ならではですよね。

チューニングが難しいんです。上の曲は DGDGAD で、下の曲は普通のチューニングを全音上げてます。
右手小指までピッキングに使ってます。こんなの弾けない。


Chet から CGP の称号を賜った数少ないギタリストの一人です。


Chet と言ったら、Country Gentleman です。私の知る限りこれが一番古いライトハンド奏法(最初から2音目です)。


Albert Lee は、それに合わせると Country Boy でしょうか。
カラッと分散コードをフラットピックと指で弾いていきます。バンジョーの音を出しているとのこと。

みんなノリノリだなー。この観客の中に Clapton が混じってます。


20年ぐらい前にリットーあたりから教則ビデオが出まして、この曲を丁寧に教えていたんですが、えらく難しかった記憶があります。
このシリーズ、わけわからない人選で、ギターはアル・マッケイ、ブラッド・ギルス、ラリー・カールトンアルバート・リー、そしてなぜか、あのマイケル・アンジェロでした。
ぼかぁ迷わずラリー・カールトンアルバート・リーを買って帰ってきました。