美人局
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090624/stm0906242033023-n1.htm
私が21のとき、研究室に配属されました。そこには、留学生のマレーシア人がおりました。
ある日、「だぶれっと、『美人局』って読めるか?」と、聞いてくるのです。
私「ん?『つつもたせ』じゃね?なんでそんな古い日本語を知っている?」
彼は日本に来て、日本語を勉強し、かつ生活費を稼ぐためにレンタルビデオ屋でバイトをしていました。
いかがわしい系のビデオがメインのビデオ屋だったのですが、そこでビデオのタイトルで必死に?日本語を学んだようなのです。
うーん。それは偏っているから、もうちょっといい教材があるんじゃないか、と指摘しました。
「ではシャムよ。『枕探し*1』とは何のことかわかるか?」と聞きましたが、彼はまだそこまでは理解していなかったのです。
彼はおもしろい男でした。
*1:閨を共にした初対面の男女が、事後に就寝した際に、オトコの金銭を抜いてトンズラする窃盗のこと