自販機の下の小銭
敷地内の屋内缶ジュースの自動販売機の下を、超高輝度 LED ライトで照らして、落ちている硬貨の分布を調べていました。
次のような傾向が見られました
- 人が多く使う自販機の下には、硬貨が落ちていることが多い
- 自販機の下と地面の間隔が広く、手が入れられる、あるいは掃除夫が掃除できるようなものは、硬貨が少ない
- 自販機と地面の間隔が狭すぎるのも、硬貨が少ない
- 人の往来が多いところの自販機は、硬貨が多い。
- 落ちている小銭には5円や1円が多く混ざり、必ずしも自販機で使われる硬貨とは関係がない
- 一番多く落ちているのは10円である
380円拾いました。
屋外自動販売機でさらにデータ収集。
- 単立自販機は、並列自販機よりも硬貨の落ちている率が低い
- キレイすぎる自販機は、硬貨が落ちていない
- 屋外自販機は、コンクリートブロックの上に足を乗せ、その上で水平調整がしてあるのだが、このブロックの上に硬貨が落ちていることが多い
- 落ちているときは、複数の硬貨が落ちていることが多い。この場合、比較的高額硬貨が混じっていることもある
実働35分で666円拾いました。
あわせて実働40分で、1000円越してますね。
硬貨を自販機の下に落とすというのは、購入者の不慮の事故なんですが、これをパターン分けすると
- 財布から落とした、あるいはお釣りを落としたのに、気付かない
- 落としたのに気付いて回収を試みたものの、拾いこぼしがある
- 落としたのも気付いて、回収も試みたが、物理的に回収不可能
- 落としたのも気付いたが、自販機の下を覗いて硬貨を拾うという行為が(周囲の目を気にする羞恥心により)できなかった
- 落とした額が小額硬貨であることがすでにわかっており、回収する気がなかった
という感じになると思います。
いくつかの分布傾向は、この原因に帰することが可能です。
今回は、データ収集のために端から自販機の下を見て周りましたが、一瞥して「小銭の落ちていそうな自販機」という雰囲気はわかるのです。
訓練するとそれが身に付きます。マジですよマジ。
おそらく、きちんと雰囲気を読んで、セレクトした自販機底部スクリーニングを実施すれば、1時間当たりの回収金額は2000円を優に超えるでしょう。
その自信はあります。
拾い方にもコツがあります。
お金を入れるふり、かがんで缶ジュースを取り出すふりをしながら、もうちょっとかがんで、ポケットの中で点灯した LED ライトで自販機底部をサーチします。
その時間2秒。これ以上探してもダメです。
ただし、屋外自販機は下の砂地に硬貨が潜っているケースがあり、「乞食の目(故草下先生の言う)」が要求されるでしょう。
しかし、これは法律に抵触する行為であり、さらに検討することができないのが残念でなりません。
あ、ちなみに、お金を拾うんだったらもっと効率のいいところはいっぱいあります。
一つ教えると、雪融けの季節のスキーゲレンデのリフトの下周辺です。
面白いことに、夏に行くとリフトの下って、投げ捨てられた煙草で白い道みたいになってるんですが、ここにかなり紙幣が落ちています。
ゴーグルとか、いっぱい落ちているので、高価そうなものを拾うのもよし。