放射線管理手帳

あまりなじみがなさそうなので、公開。
オレの放射線管理手帳。
これに、放射線作業従事者の被曝履歴を、死ぬまで記録する。
電離則に軽く引っかかる程度の電離放射線だけ扱うのならこれは要らないんだけど、ラジオアイソトープを扱う場合は、必ずこれが必要。
放射線被曝を伴うおそれのある作業者は、必ずガラスバッジを付けて、ガラスバッジの現像により被曝量を割り出し、被曝していたらこれに記載される。
これを持っている人は、きちんとした放射線に対する基礎教育、防護教育が義務付けられている。
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被曝歴は、ここに書き込まれる。
オレのは真っ白。
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でも、今回の原子力発電の事故により、ここに書き込まれる東電の作業従事者が必ず出る。
一部の人は、あっという間に、1年もしくは5年許容量を超してしまうだろう。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150475.html


我々が享受している利便さは、こういった危険な作業に従事している人の上に成り立っていることを、決して忘れないようにしよう。
そう思った一日だった。