クラッチ板がまたへたった。ずるずるとすべる。


半クラッチの多用が原因なのは間違いないのだが、これはどうしようもない*1


いつも悩むのだが、林道を走る車のミッションを
AT にするか MT にするかは、永遠の命題に近い。


林道をちんたらちんたら登りながら露頭をチェックするのは
AT ミッションの方が楽だ。クリープを効かせてゆっくりゆっくりと
急坂をのぼりつつ、気の向いた所で車を止めるということを
MT ですると、クラッチ操作に気をつかう。
AT なら、何の苦労もない。


逆に、恐ろしい程の急坂を下りる時は、エンジンブレーキ
しっかり効く MT が有利だろう。AT のエンジンブレーキ
あまり融通がきかず、フットブレーキを踏みっぱなしになる。
いつブレーキ液が沸騰するのだろうと、ややひやひやする。
押しがけができるのも MT のいいところだが、これはあまりないかな。


街乗りでは、AT の方が楽に決まっている。
坂の多い所の渋滞は、AT に限る。
しかし、AT は燃費がやや悪く、長距離乗ると、はっきりしてくる。
MT のクラッチ板交換は基本的には工賃のみだが、AT のオーバーホールと
なると、町工場じゃあできないし。


基本的なことを忘れていた。
未舗装道は、MT でごりごり走る方が楽しいのだ。
走るよろこびは、MT のほうが遥かに多い。


クラッチ操作の嫌いな人じゃなければ、もっとも山道に向いた車は
軽トラかジムニーの MT がベストかも知れない。
重い車は山道には向かない。
サファリ、ランクル、ビッグホーンでは、幅があり過ぎて山道に入らないのだ。
いたる所でばかでかい、車高を上げた四駆(特に80)を見るが、あんたそれで
本当に山に行くのかい、と聞いてみたくなる。
大きな車は車内泊には便利だ。
エスティマで一回寝てしまうと、なかなかジムニー泊には戻れない。


どっかの車メーカーで、エンジンブレーキの細かく効く AT でかつ燃費が良くて
ミッションが頑丈で、デフロックのある四駆で、しかもそれほど重くなく
助手席シートが真っ平になる車を作ってくれないものだろうか。
力のあるエンジンならなお良い。
私なら迷わず買います。


やっぱりファミリアかな?

*1:シンクロをへたらせるか、クラッチ板を減らすか、あなたはどちらにしますか?クラッチ板でしょうね