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さらに掃除していたら、工藤美代子「日々是怪談」が出てきたので、あらためて読んでみる。
なかなかイカす。少なくとも、「新耳袋」シリーズよりずっといいな。
日々の日常に紛れて存在する闇の部分、って感じ。
ストーカー(勘違い女)の話も、「そういうのってあるなあ」と思わせる。
- 作者: 工藤美代子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/10
- メディア: 単行本
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心理学の本に傾倒したころもあったが、最近はごぶさたなので、実家に移すこととする。
お世話になったなあ。みすず書房。
好きな出版社では、草思社、晶文社と並んでトップ3に入るかも。
読まない専門書も実家に放り込んでしまおう。
マンガに関しては、江川達也、山本直樹は処分(ただし、BE FREE のみ残す)。
ジョージ秋山、手塚マンガは気にいったもの以外は実家に移動することにする。
さいとうたかを、かわぐちかいじは後輩にあげよう。
そして、なぜか捨てられない、島本和彦。わかつきめぐみ。
「逆境ナイン」は、研究には欠かせないマンガだ(笑)。
前職では、休憩スペースに揃えておき、ポテンシャルの下がった時に読むようにしていた。
これが「プレイボール」「やったろうじゃん」「どぐされ球団」「すすめ!!パイレーツ」だとノリが悪くなるか、研究がおかしい方向に行ってしまう。
もちろん手放せないもの:水木しげる。みつはしちかこ。
以前、夏目房之介が「南の島では(難しい本を読まず)水木しげるばかり読んでいた」という旨の
話を書いていたが、これだけは同調できる。
南の島では、マリンスポーツに精など決して出さず、浜辺で昼寝しながら、けだるいマンガを読むのが正しい。
以前、ある外国のリゾート地で、カミさんに「もっとも優雅な時間を過ごす男」と評されたこともある。
だいぶ量が減った。
段ボールに詰めていたマンガが減ると、上に敷いていた布団が沈むのが難点。
開いたスペースに新規に文庫とマンガをつめることにする。
池上遼一、深見じゅん、楳図かずおはここにつめる。
楳図かずおのマンガの上で寝たら悪夢を見そうだな。
そういえば、ずいぶん昔に、「楳図かずおは締め切り前にきっちり原稿が上がるので
編集者がすごく楽だ」と読んだことがある。
素晴らしい!!!
・・・さて、(やりたくないけど)書類書きをしようかな。