学振

大戦中、優秀な科学者や技術者を残すために、「大学院特別研究生」という制度があったらしい。
金を出したのは文科省。「大学院又ハ研究科ノ特別研究生ニ関スル件」という法律ができた。
優秀な学生を徴兵させないための優遇措置らしいが、それの試験を通るともちろん徴兵猶予で、給料が当時の助手並みにもらえたようだ。
といっても、雀の涙程度なんだが。
その措置は昭和25年ぐらいまで続いたらしいが、多くの優秀な研究者を輩出した。


30年して名前を変えて復活し、「学術振興会特別研究員」ができたのは昭和60年。


学振のステイタスは、そんな経緯で発生している。