引用文

doublet2005-03-20

「科学者は実益あるが故に、自然を研究するのではない。自然に愉悦を感ずればこそこれを研究し、また自然が美しければこそ、これに愉悦を感ずるのである。自然が美しくなかったならば、自然は労して知るだけの価値がないであろう。(中略)科学者はこの美のために、おそらくは人類の将来の幸福のためよりも、むしろこの美のためにこそ、長く苦しい研究に身を捧げるのである。」

ポアンカレ「科学と方法」吉田洋一訳 岩波文庫


ポアンカレは衣食住には困らなかったのだろうか。