今日のテーマ

"Cyprus" from the Album "Orange and Blue" by Al di Meola


Orange and Blue

Orange and Blue


オベーションのギターの潜在能力を一番引き出せるのは、この人ではないかと思う*1
ギター一本で弾かせると、ゾクゾクするぐらい巧い。
複雑な運指、正確でかつトリッキーな右手もさることながら、オベーション一本でタンゴやブルースが演れるのも Al di Meola だ。実に気持ちよく響かせる。
最近、ワールドミュージックに傾倒する Al di Meola を見ていて「なんだかなあ」と思っていたのだが、やっと、彼の目指しているものがわかった。そういうことだったのか。
Super Guiter Trio の延長とはちょっと違ったんだね。


あいかわらずアルペジオが巧い。巧すぎる。
どうやって押さえているのかわからない。指が届かない。
ストロークと指弾きを交えたブロークンなフォームが、di Meola 的。


もし、無人島で一生暮らすことになり、何か一枚だけ CD が持っていけることになったら、Al di Meola を選んじゃうかもしれない。

*1:裏がつるつる滑って腿の上に固定せず、まことに弾きづらい。