今日のネタ

学生さんが、廃液を分液ロートに放り込んでるので「何してるの?」と聞いたら
抽出の有機層(四塩化炭素)を水層と間違えて廃液に捨ててしまったらしい。
わはははは。
それ、オレもやったことある。
ジクロロメタンクロロホルム、四塩化炭素、テトラクロロエチレンは水より重いのがトリック。


たとえエーテル抽出でも、サンプルが高濃度で比重が大きいと、水より下にくることがあるので要注意だ。
ブロモアルカンなどで、たまにある。


実験に慣れると、水の粘性の高さが際立って見えるので、そう簡単に有機層と水層は間違ったりしない。
スポイトで吸っただけで、「これは水溶液だな」とわかるようになる。
ここまで慣れるまでは、直接廃液のタンクに捨てないで、三角フラスコに受けた方がよい。