火!火!

学生さんの実験が燃え上がりました。
アルカリ金属を使った反応だったのですが、反応で残ったアルカリ金属を潰しているときに、少量残っている溶媒(THF)に火をつけました。
反応で余ったアルカリ金属は、活性な金属表面が出ているので、空気で簡単に火がつきます。
キラッキラのリチウム、茶色いナトリウムディスパージョン、青黒いカリウムディスパージョン。怖いですね。
よくあることですが、彼の焦りようといったら。


「う ろ た え る な!」


火が出たら、さっさと可燃物をそばから遠ざけて、燃え上がっている火でタバコに火をつけて*1、くわえタバコで火を消すぐらい心のゆとりが無いと危ないです。


あわてるのは禁物です。しかし、初期消火は急いだほうがいいのは言うまでもありません。

*1:もちろん実験室は禁煙です。そのぐらい落ち着けっていう意味です