几帳面すぎる人、がさつすぎる人
大判ポスターの端を切り落とした細長い紙をグシャグシャに丸めて捨てたら、人に
「お菓子の包装紙をビリビリ破って開けちゃうタイプでしょ」
と言われた。
間違ってない。オレはそういうタイプだ。
でも、捨てるものだろう。
その行為に問題があるとは思えない。
几帳面な人は、端から丁寧に開けて、包装紙を折り畳んで捨てるらしい。
あまり意味のある動作とは思えないけど*1。
再利用するつもりならともかく。
オレが高校時代、ある種の宿泊施設でバイトしていたとき、とても困ることがあった。
それは、几帳面な人が部屋を出るとき、自分の使ったシーツをきっちり畳むことだった。
シーツなどのリネン類をクリーニング屋に渡すとき、きっちり畳んであるとイヤミを言われた。
畳んだまま業務用洗濯機*2に放り込んでも、ほぐれないために洗いが不十分になってしまう。
で、シーツはグシャグシャに丸めて渡してくれと言われた。
だが、几帳面な人はいっぱいいて、丁寧に角と角を合わせてシーツを畳んでくれる。
これを回収してクリーニング屋に渡すとき、畳んであるシーツをすべて開かなければならない。
これは、何十枚もあると、ホントにめんどくさい。
お客さんの畳む時間、こちらの開いて丸める時間、両方無駄だ。
向こうは善かれと思ってしているのだろうが、施設側にとってはやや迷惑だ。
シーツをはじめとするリネン類は、部屋の入り口に丸めて置いてもらう方がはるかに楽だった*3。
利用者の几帳面な仕草のために、仕事を増やされている人もいるんですぜ。
しかし、書類の山は作らない方がいい。
何がどこにあるのかさっぱりわからん。
書類は丁寧に分類保管するべきだ、と、机の横の山積みの書類を見て考えた。