うんこくさいがっかいです

まずはさっくり海外逃亡。
Big Island に上陸。学会開催地と違うじゃないかというツッコミは無し。
ここで根性を入れて遊んでおかないと、時差ぼけが出る。
ホテルにチェックイン。買い物に出て、昼飯を食べる。
道端の石垣を見ると、大量のオリビンと輝石が入っているのが見える。
いずれも自形結晶、1cmはある大きさ。
オリビンはひびも少なく、すげーきれいな結晶。
さすがに石垣を叩くわけにもいかないので、海岸で採集しようと思ったが、ハンマーとハンディGPSを忘れた。
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小さな転石で我慢する。
まあ、まずはアロハを買ってみよう。こっちの正装だからね。


昼になり、頼んであったツアーに出かける。目的は標高4205m。
車で2時間程度。だらだら上がる。
この島はホントに新しい火山島だ。
どこを見ても溶岩流ばかり。
教科書的なパホイホイの上を車道が走っている。
アアも多い。楽しすぎる。
小さなポコポコはスコリア丘かなあ?

道はまっすぐなのだが、悪い。しかもアップダウンが激しい。
標高3000mちょっとで高度順応。

ここまでは何の問題も無し。
一時間待機して、さらに上に。
3500m程度から息が切れてくる。
走れない。
4000mを越えたあたりから、息が上がる。
普通なつもりなのだが、行動力が落ちる。
ああ、これが酸素濃度が低いってことなのね。納得。
4100mまで車で上がれる。
多数の望遠鏡が見える。
予約を取っていなかったので、中は覗けなかったが、殻だけでいいや。
アイピースで像を覗けるわけでもないし。
山頂まではもう少しで、歩けば10分なのだが、宗教上の問題があるので、オレは山頂までいかなかった。
ルル山と同じこと。

日没を見ていたら、落ちる瞬間に緑色に光った。
グリーンフラッシュだ。
こんなにはっきりしたものは見たことがない。
うれしい。


下まで降りて、シュミカセで星を見るが、そんなにたいしたことない。
しかも満月。
胎内の方がはるかによく見えるような気もするのだが。
シーイング条件は肉眼じゃわからないというのはごもっともなのだが、やや残念。


同行の女の子は高度障害+車酔いで吐いている。
まあ、無理もないか。
オレでさえ山頂付近はわずかに頭が痛かった。


帰ってビールを飲んで、寝る。