神戸大工学部 公募教授選任めぐり内紛、提訴も検討

http://www.asahi.com/national/update/0114/OSK200601140038.html

 神戸大工学部応用化学科で、昨年12月に他大学から着任した教授(46)の選任方法や配属を巡って助教授(53)ら3人が反発し、この教授が、同じ研究分野(応用有機化学)で共用する実験室に入れない事態になっている。この助教授は教授選出の無効を求めて、提訴を検討している。


 実験室には有機化合物の合成、反応の分析に欠かせない機器がある。助教授らによると、「人事を決める委員に有機化学の専門家がおらず、選考過程が不透明。教授個人への批判ではないが、入室を拒まざるを得ない」という。人事または配属先が見直されない限り、3人は教授や学科長らと話し合わないという。


 一方、薄井洋基・学部長は「同じグループに属すことを決めたのに、入室も話し合いもできないのは極めて異常。これ以上、教授にとって不都合な状態を続けるわけにいかず、学科に迅速な解決を求めていく」と話す。


 この教授職は前任者の退職に伴い、04年10〜12月に公募。この助教授らも候補者だった。有機化学分野は今年度から二つの研究グループを統合。助教授は「人事の選考委員長から『統合を受け入れれば教授に』と打診された」と主張する。選考委員長らは「決定前の打診はありえない」と否定している。この助教授は、文部科学省や学長らに人事の無効を求める直訴状を出している。


「統合を受け入れれば教授に」ってのが実現しなかったからこういう事態になったのだろうか?
もうちょっと背景の情報が欲しいな。


「われわれの分野にすごく関係あるようだ」という臭わせ方をしておくことにしよう。