偶感

以前技官の Oさんが話してくれた嫁さんの選び方を思い出した。
O さんは
「嫁さんを選ぶ場合、料理の得意な人じゃなくて、料理をやる気のある人を選んだほうがいい。やる気があれば必ずうまくなるが、やる気のないヤツをやる気にさせるのはほとんど不可能だ*1
というようなことを話してくれた。
その通りだと思う
若いカップルがお互いの性交渉について話して楽しいのは、たとえ二人の経験値が違っても、互いに歩み寄る気持ちがあり、すこしずつ好みに合わせて改善しあえるからだろう。
でなきゃつまらん。
共通の話題についての理解度を求めるのも悪くはないが、まず第一に、相手の話を聞き、価値観や性癖を理解し、それについて教えを請うたり自分で勉強したりするほうがはるかに大事だと思う。
でないと向こうは「何よ、この科学オタは!!」ってことになってしまう。
自分が相手のことを理解しようとする気持ちがあってこそ、相手にも自分のことを理解してもらいたいと懇願できるはず。


だから、科学ネタに強い彼女を探すより、自分の価値観を理解しようとしてくれる彼女を探すほうが有意義なんじゃないかと。
そうすれば科学ネタにもエロ話にもつきあってくれるよ。


ウチのカミさんだって、結婚前は石なんかほとんどわからなかったのに、最近は部屋に水晶が転がっていると「○○○鉱山の水晶かな?」って言い当てられるようになった。
マニア度高いけど、意外とそれ、難しい。
さすがに、「ここについている緑色の二次鉱物は何だろ?粉末のパターン見てみた?」とかは言われない。
そこまで言われたら嫌かも。
そこまで相手に望むのは酷というものだろう。
逆に自分はそこまで彼女のことをわかってあげられていないし。
編み物の編み方、どのくらい知ってます?

*1:オレは料理は必ず嫁が作るもの、なんて考えていないぞ。二人で作るほうが楽しいし、時間がないなら先に帰ってきたほうか、疲れが少ないほうが作るほうがいいに決まっている。