この時期になると引っ越しに伴い、いろいろな人が多種多量の本を手放す。
欲しい本はいっぱいあるが、家が狭くてあまりもらうことができない。
学生さんも「本を買ってくれ」というが、近頃の学生さんの読書量は多くないので、おもに教科書を譲ってもらう。
ヴォート「生化学」が二冊で300円だったりする。
すげーもったいない。
オレにはその値段でその本を手放すことはできない。


そんなことを言っていると、いつまでたっても家の中の本が減らないのだが。


仕事場のゴミ捨て場にも本が多く廃棄される。
定年退官される教授の蔵書だろう。
ちょっと前に、「開発を待つ地下資源」が捨てられているのを見て、狂喜乱舞した。
この本、なかなか手に入らないのに。


だれか、「大有機化学」フルセットで捨ててくれないかな。
「日本鉱物誌」とか*1、「櫻井鉱物標本」とか。
喜んで拾っちゃうよ、オレは。

*1:ちょっと前に古本屋で福地版が3000円で売られているのにはびっくりした