でか!

回折実験の合間に、以前撮影した鉱物標本の写真を整理していました。
博物館収蔵の磁硫鉄鉱です。

産地は南越鉱山です。この結晶、5cmちょっとの大きさがあります。
磁硫鉄鉱はわりと腐りやすいので、こういった標本は操業時でないと得がたいものでしょう。
南越鉱山は新潟、八海山の南西山麓に開けた銅鉛亜鉛の鉱山で、東邦亜鉛が一時期掘っていました。
ちょうど山向こうが大倉鉱山に相当します。こっちは地形が急峻すぎて鉱脈を追いかけるのに四苦八苦するところです。