昨日は風邪をこじらせて、早く(といっても夜7時ですが)帰ってきました。
やだなあ、風邪。
子供の頃も、風邪でよくうなされて、ふらふらしながら風邪を恨めしく思ったのを思い出します。
うなされるイメージというのがありまして、なにか意識の中央部に棒状のちいさな結晶みたいのが出てきます。
で、ほっとくとどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん大きくなっていくんです。透明なそれが。
大きくなったら、そりゃ大変ですよもう。
が、大きくなってさんざんのさばったあと、なぜかそいつが消失して、また最初の種に戻ります。
それの繰り返しです。
別に大きくなっても何も困ることはないんですけど。
こういう印象は、私だけなのかな。


今考えれば、結晶は大きくてもかまわない、むしろ大きいほうが嬉しいですよね。
山で掘り出す水晶も、手のひらのサイズ*1を超えると俄然やる気が出てきます。
仕事で扱う構造解析用の結晶では、大きすぎると切り出すのが面倒で、しかも結晶のモザイク性や双晶、切るときの結晶に与えるダメージを考えると、ちょっと小さいくらい(0.3 mm 内外)のほうがいいのです。
小さくてもいいので、きっちり結晶化度良くパッキングしてほしいです。
鉱物ですと、0.1 mm 角でもシャープで強度の大きい反射が高角側まで出てきます。
その結晶化度を私の化合物に分け与えてくださいませ。


いずれにせよ、風邪で寝込むと子供の頃のことを思い出すのです。


昨日は日中、打ち合わせでした。
一の倉沢の写真を見せられましたが、いつの間にかおじいのパソコンが MacBook になってるし。
Mac も最近使ってないなあ、PBG4 は折りたたまれて、上にフラスコやサンプルが乗っかっています。
X11 が動くと CCDC が使いやすいので、たまには動かさないとヤツがすねるでしょう。
昔の si とかはよく「機嫌が悪くなる」と表現されました。
MS-DOS マシンをさっきまで触った手で Mac を使うと、とたんに機嫌が悪くなるとか、おおよそ非科学的なことばかりでしたが。
今の Mac は浮気には寛容です。最初から二股かけられているのがわかっているのかな。


あのころの Mac は高嶺の花でした。びっくりするような値段でした。
初めて ChemDraw を使ったときの衝撃は今でも忘れられません。
結合が書けるのが嬉しくて、何時間も ChemDraw でお絵かきしてました。似顔絵とか。
地酒研究会で ChemDraw 似顔絵大会をやってもいいかもしれません。
事務局は企画してみてください。


今日は徹夜で書類書きになりそうです。いやーん。

*1:手のひらのサイズというと、指まで含めた大きさを考えがちですが、指は含まれないんだそうです。