都市鉱山

http://www.sakigake.jp/p/column/chihou.jsp?kc=20070113ay

 携帯電話機から金や銀などを抽出する事業は、同グループの小坂製錬小坂町)が既に実施。4月からは東南アジアからも使用済み携帯電話を集める。一方で、レアメタルの本格回収は研究途上。大館発の回収システム確立に期待したい。


 都市鉱山とは、まちにあふれる機器類を、有用金属が眠る宝の山に見立てた呼び方だ。探鉱とは鉱床の在りかを探すこと。露頭とは鉱床の一部が地表に出ている所。大館で始まった回収試験は、さしずめ都市鉱山の探鉱作業で、回収箱は露頭か。


いつも気になるんですが、半導体配線に使われる金の濃度って、チップから見るとどのくらいになるんでしょう?
100 ppm ぐらいあるのかな?
鉱石で 100 ppm (100 g/t) あったら高品位鉱ですが、どれだけ低コストで集められ、回収できるかが同和の技の見せ所です。
封止剤がネックで、エポキシをシリカバインダーで固めてあるので、燃えづらいんですよね*1


半導体も通称「石」ですし、鉱石も「石」なので、石から取り出すところは同じです。


コスト的にはしばらく割高になると思うのですが、何とか頑張って欲しいですね。
地下資源は親から貰ったものではなく、子供から借りているものです。
できることなら無駄遣いしたくないんです。

*1:わざと燃えづらく作ってあるんですが