山窩物語 鷲の唄(椋鳩十)

私の名付け親から頂いた本を何日かかけて読み終えました。
戦前の、椋鳩十の本です。今は売っていないみたいですね。

短編集の一つで、山窩の気ままな暮らしについて書かれています。
山窩というのは、大東亜戦争前までは、確かにいたのです。
定住地を決めず、浮き草のように流れて暮らす人々を想像できます。


以前、山窩について興味を持つ人は少なからず山窩の遺伝子が引き継がれているかもという話を書きました。
そして私も、そのような血が流れているようです。
山を放浪するのが好きな人、ヒッチハイクできる人、あるいはヒッチハイカーを拾っちゃう人は、そのような血筋なのかもしれませんよ。


小物の一つに、「孔雀石の煙管」というのが出てきますが、熱分解しないのかなと疑問に思いました。
この孔雀石って、どこのものでしょう?
阿仁?荒川?