あめなのでカメラであそんでいます
andradite*1。
結晶集合体の端から端まで1mmあるかないかぐらいのサイズです。
ライカ フォタール 12.5mm F1.9 (f = 7くらい).
PB-4 使用で、ベローズをわずかに伸ばしています。
みんな、このレンズはワーキングディスタンスがえらく少ないって書いてるけど、まだ1cmはあります。
横からファイバー光源を叩き込んで、さらに隙間からレフランプの光を混ぜてもお釣りが来ます。
このレンズはコントラストが高いので、ディヒューザーを光源に付けたほうがよさそうです。
ピクセルまで解像していないです。ミラーショックのせいかレンズのせいか不明。
4群4枚だからなあ。収差状況はそんなに良くもないです。
こちらはフォタール 25mm です。
Amphibole inclusion in Quartz twin (Mt. Mitsuiwa)
この二つのレンズの構成は、およそこんなものらしいです。
12.5mm は4群4枚で非対称構成、25mm はやや対称型の4群6枚です。
スペーサーは金属だし、張り合わせはバルサムでしょうから、この黒い小さなレンズを強力な光源の傍で使うのは加熱されて危ないかも。
そして、めちゃくちゃ重い(1 kg 以上)Zoom Micro Nikkor 70-180 mm をベローズに載せてみました。
重すぎてマウントに負荷がかかりすぎです。
しょうがないので、レンズ先端をジャッキアップしてもう一ヶ所で固定。
ベローズをめいっぱい伸ばした状態で倍率2倍(望遠側)ぐらいでしょうか。
14群18枚という凝りに凝った設計ですが、悪くは無いレンズです。
特に近接撮影時の画質の良さ、コントラストの高さは好きです。
花の写真には、ズームのフレーミングが威力を発揮するかも。
しかし重すぎ。こいつをベローズに付けることはもう無いでしょうね。
石を撮るには、レンズ側とカメラ側の二ヶ所で固定しないと、振動を拾ってしまいます。
この標本を、photar 25mm で撮るとこんな感じになります。
上の写真の真ん中左寄りの部分です。
このレンズはやはりいいです。評判よいのがうなづけます。