ギガピクセルプロジェクト

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050210201.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050214207.html
http://www.gigapxl.org/


9x18 !航空写真みたい。
解像度が良く、イメージサークルの広いカメラを作って、超大判の風景写真を撮ります、という話です。

 レンズには、1インチの1000分の1以下まで調節可能なマイクロメーターねじとダイヤルがついている。レンズの焦点を正確に合わせるために、フリント氏はレーザー測距装置を使い、写真に写るすべての主要な物体について、そこまでの距離を測定する。次に測定結果を一連のアルゴリズムに当てはめ、それをもとにねじの調節位置を決める。


これはピントの位置決めの話だと思うのですが。
どんなフィルムでも粒子の粗さはあり、どんなレンズでもエアリーディスクによる回折の影響からは逃れられないので、そこまでする必要があるのでしょうか。


富士フィルム社のイメージングプレート(30cm角)で白黒写真というのはいかがでしょう。
レーザー読み取りピッチをすごく細かく取ってやれば、フィルム上でマイクロメートル単位の分解能が出せないかな。
か、広大なイメージサークルCMOS もしくは CCD を走査することによってカバーするとか。
ステッピングモータで感光体の位置決めをして、30cm角のイメージサークルを100回の露光でスキャンして、それをパッチワークする、と。
でもやっぱり回折限界からは逃れられないんですよね。
強力な遠紫外のフラッシュを焚き、この波長に最適化された超高解像度レンズを使って写真撮影をすれば、解像度は稼げるけど。
あ、それはステッパーか。


全紙の印画紙に直接レンズからの光を焼きこんでしまえれば、余裕でギガピクセルに達しますが、だんだん時代に逆行してしまいます。ダゲレオタイプかと。
やっぱり銀塩からは逃れられないんですね。
ナノメートルサイズの電気駆動素子を作るのは容易ではないのですが、ナノメートルサイズの微粒子を作るのはそれほど困難ではないわけです。
化学科は電気電子科より細かいものを扱っているようです。