持ってけ泥棒！
消耗品的な実験器具を、某所で山分けしてきました。
末端価格３００諭吉は下らないんじゃないでしょうか。
すべて消耗品！ジャンク扱い、NCNR でお願いします。
器具を使ったことの無い人は、実物を目の前にしていても、どういう使い道で、どれほどよく出来ていて、入手方法がいかに難しいかというのはわからないものなんですね*1。
値段を知らないですし。
この間も書きましたが、一個４０００円の二口ナスフラ*2に群がるのは学生の証拠。
私なら、使用頻度が高く、高額で、かつ入手の難しいところから攻めますね。
次は職人芸で無いと出来ない、腕のはっきり出るガラス器具を取ります。
その次に、やっとカタログ記載のある器具で、高額なものを奪います。
「この器具、何に使うんですか？」なんて学生には、神業職人さん作の鍍銀真空ジャケット付き精留塔は渡せません。
器具の良し悪しがわかり、使ってくれそうな人なら、ガラスの方が持ち主を選んでやってくるでしょう。
私の取り分は個数こそ多くないですが、厳選しちゃいました。
今はもう職人の腕が露骨に出るガラス器具を使う頻度も減りましたし、古い技術は忘れ去られる傾向にあるので、私が引き取るしかなかったのです。
そういえばこの間、ちょっと気を抜いていたら、最高の出来のヒックマンポンプを捨てられちゃったんですよね。無念。
Macro Nikkor 12cm が８０００円で出ているのを見過ごしたとか、いつも足を掛けている某鉱山のあの露頭から７ｃｍの完璧なツインが出たという噂を耳にしたような気分でした。
