中国の農家、鉄鉱石を小川で「釣って」販売

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-28479920071023

 同国東部の安徽省にある鉱山の管理者は、「信じられないことのように聞こえるが、鉱山のある地域では実際に行われている」と説明。鋼線に磁石を取り付け、小川で鉄鉱石のくずを釣ると述べた。


それはいわゆる「砂鉄とり」なのではないでしょうか?


砂鉄からタタラ製鉄を試みている人(グループ)がいるんですが、ある川で磁石に引っかかる重鉱物を集めて、炭で還元しようと試みたのですが、ちっともうまくいかなかったのだそうです。
で、砂鉄だと思われた重鉱物は、検鏡の結果、ほとんどが磁鉄鉱を包有する輝石の類で、強力な磁石に引っ張られてしまったようです。
私はその話があったとき、「中小坂が近いんだから、あそこの沢に流れてくる磁鉄鉱の塊を使えばいいじゃん」とコメントしたのですが、どうしても砂鉄から製鉄したんだそうで。
川流れの磁鉄鉱と、運搬中にこぼれ落ちたり露頭の風化により沢に流れた磁鉄鉱とどこが違うというのか、と私は考えるんですが、鉱石利用じゃアピール力が足りないようです。
あそこの鉄鉱石はほぼ純粋な磁鉄鉱の塊なんで、いいと思うのですけどね。