掃除の鬼

仕事場は年末大掃除でした。
が、実験室の誰もポリッシャーが使えないことが発覚。
僭越ながら私めがかけさせていただきますともさ。
実はポリッシャーはバイト上の修練から得意中の得意。
片手でかけられますし、壁まであと5mmってところで寸止め可能です。
ブラシエッジを効かせてゴリゴリとこそげ落とすのも大得意。
片手片足で操作しつつもう片方の足でモーターヘッドに体重をかけ汚れを集中的に落とす、なんて技も。
ポリッシャーエストロと呼んでください。


掃除の現場では、ポリッシャーを自由自在に扱える人がヒーローです。
ゲレンデスキー場では、滑れるものの天下であるというのと同じです。


というわけで、ガリガリポリッシャーを一人でかけたら、体のあちこちが痛くなりました。
やっぱり余計な力が入ってるようです。
毎日何時間もポリッシャーをかけていたのは高校2年生の時ですから、もう勘が働かないみたい。


ポリッシャーは、力で押さえ込もうとするから余計暴れるのです。
ハンドルの角度を自分好みに最適化して(実はこれが大事)、ブラシ面を床面に水平にして、その状態からわずかにバランスをずらすだけで苦も無く望みの方向に進みます。
力ではなく、バランス感覚が要求される道具なのです。