むむ。なかなかやるな

ちょうど話が出た、ライツウェッツラーの古い顕微鏡レンズを引っ張り出してみました。
一箱、いらないのを回収してきたものです。
真鍮のケースに入っている、おそらく戦前モノと思われるものです。
前玉はハメ殺し、鏡胴も真鍮、もちろんコートなしです。
いくつかは話にならない品質なのですが、最後の3倍を使ってびっくり。


oldies but goodies


光軸でピクセルまで解像してます。像の湾曲もほとんどなさそう。コントラストがわずかに低いですが、自作フードできれいにハレーションが落ちます。
周辺減光もほとんどわからず。


作例:塩酸洗浄前
before cleaning


塩酸洗浄後
after cleaning


レンズ構成は3枚玉っぽいですが、ここまで写るとは。
3枚玉をバカにするとルミちゃん*1に怒られるのですが、3枚で用が足りちゃうんですね。
視野角が小さいから、収差補正がきっちりかけられるんでしょうね。
絞れないのがつらいけど、平面物を撮らせたらかなりいけますよ。

*1:Luminar 63mm, 40mm はトリプレットですが、あれの画質にケチを付ける人はいません。