偶感

人間は表面上は集団生活をしていますが、個々はひどく孤独です。
群れるぐらいなら、一人の方がよほどマシですから。
しかし、どんなに孤独に打ちひしがれても、一日ずつ積み上げていかなければならないものがあります。
その過程はやはり生きた証です。
地質年代から考えたら、あっという間に人類は滅亡し、殺人犯も帝王切開ノーベル賞も離婚届も宝くじも一夜の幻と同じです。
存在意義?そんなものは初めからありはしませんよ。バカなこと言わないで。
それでも、積み上げるべく努力します。
シジフォスの神話同然だとはわかっているんですけどね。


日々を生きるということは、その程度の価値しかありません。
それだけあれば充分な気もしますけど。
なんて不条理な生物なのでしょう。
気付かなければ、ただ毎日ご飯を食べて、寝て、セックスするだけで満足できるのに。


死というのは必ず生とセットで付いてくるもので、切り離すことができません。
日々を生きた分だけ、死へのカウントダウンは確実に進みます。
しかしご安心ください。もう数千年もすれば、すべての人の行いは風化してしまうのです。
チャラになる。なんて素敵な言葉なんでしょう。
積極的な逃避をするまでもありません。


・・・というネタで、焼き鳥でも焼きながら一緒に飲みますか?