あたごの海難事故

http://mainichi.jp/select/jiken/atagocollision/news/20080220k0000m040047000c.html?inb=yt

 −−海上衝突予防法は相手が右舷側に見える船が回避することになっている。あたごはどちらにいたのか。


 どのような状況で視認し衝突したかは、捜査に委ねたい。


思いっきり「あたご」の右舷に当たってるように見えるんですけど・・・
この事故は、ほぼ夜に近い明け方だったようなので、視認不足でしょう。
ぶったるんどるといわれてもしかたないです。
漁場で操業している漁船に気付かないでぶち当たるって・・・


私は一応船長でもあるんですが、大きな船は怖いんですよね。
船は重量から慣性力がかなりあるし、止まりづらいのは車の比ではありません。
海上の航行にも優先があり、真正面から向かっている場合は両者とも右に、相手の船が右舷から接近してくる場合(スターボーと言います)は、船速を下げ、こちらから見て右手方向に相手の船を避けなければなりません
相手の船が左舷に見える場合は、こちらが優先です。
これは、「海上衝突予防法」という法律により規定されています。
ところが、大きな船は小さな船相手になかなかそこまでしないんですよね。
小さな船のほうが小回りが効くだろうと思っているのでしょう。


私の船は長さ6mのちっぽけな船ですが、そんな感じで大きな船の立てた波で木の葉のように翻弄されます。
大きな航路には近づきません。非動力船ですしね。一応帆船です。