万能投影機レンズ

で、件の万能投影機レンズを試してみたんですが、オフフォーカスの軸上色収差がひどくて orz
コントラストの高い被写体はダメですね。金属とかぜんぜんダメ。
おそらく設計ではバックフォーカス 40cm ぐらいはあるはずなのです。
そんなにベローズが伸ばせませんが、伸ばしたところでこの色収差は消えないでしょうね。
テレセントリシティの確保による収差増大ではなく、LWD 化によるところが大きそうです。
古い万能投影機レンズで、無理に LWD になっていないほうがいいかも?


それと、落射照明用のハーフミラーが(跳ね上げていても)光を反射させるので、コントラストがよくないです。
購入予定の方は、低倍率を狙ってください。


作例(50倍玉)
pollens on a stamen of cherry blossoms


このレンズを使って桜の写真を撮ると、こうなってしまうのです。


ちなみに、Macro Nikkor 19mm ではこうなります。
50倍の万能投影機レンズはおそらく焦点距離で言うと10ミリ台前半なのですが、19mm の白い子の方が高解像で高コントラストなのです。


pollens on a stamen of cherry blossoms