山行き
学生さん多数とヨセフを連れて山行き。
梅雨の最中なので、小雨が降ったり止んだりの天気。まあしょうがないです。
私は2時間ぐらいしか寝ていないんですが、老体に鞭打ちドライブして集合場所に向かいます。
集合場所に8時半に集まり、車で峠に着いたのが9時半。
学生さんに昭文社の地図を持たせ、ルートを判断させながら登らせます。
私はしんがりで様子見。落っこちてくる人を止める役目も。
森はとにかく五里霧中。が、服が知らぬ間にびっしょりになるようなものではありません。
ちょっとガスってる程度。展望最悪。
新規産地開拓では、このような天気は(離れた露頭が見えないので)困りますが、登山ならおk。
霧の森は大好き。
目に入るもの全てコントラストが低い世界というのは、独特です。
飛び入り参加した、特に名を秘す友人某も、白い人に。
去年の台風9号で登山道が何ヶ所か崩落してしまい。トラロープで迂回路が張ってあったりします。
なんてことない道なのですが、学生さんたちは大苦戦。
体重移動とルートファインディングおよび路面観察さえしっかりできていれば、鼻歌を歌いながらでも行けるのですが、なれない彼らにはものすごい大冒険のようです。
「落ちたら確実に死ぬけど、落ちなきゃ死なない」という状況を体験したことがないのです。
リスクは経験と訓練によってその危険性を下げることが可能です。
レンゲツツジがきれい。群馬県の花です。
この花には毒があって、これの蜜で蜂蜜を作らせ、中毒事故が起こったこともあったそうです。
そんな感じで、ちょびっとずつ檄を飛ばし、自然の説明をしながらさっくり山頂まで行ってしまいます。
ハイキングですよハイキング。
私の体力なら毛無岩まで行けますが、学生さんはまずバテるでしょう。
あまり消耗させると帰りに落っこちそうなのですかさず下山。
物足りない感じもしますが、彼らにとってはいい運動と経験でしょう。
神津牧場でソフトクリーム。基本。王道中の王道。
網の向こうの草を食べ、頭が抜けなくなったヤギがもがいてます。
馬鹿だねおまえは。
帰ろうとすると、学生さんがすごい勢いであわてて逃げてきました。
うしだうし。うしし。うしうし。でけえぞ。
やめろ〜。レンズに鼻水をつけないでくれ〜。
ウシのマクロ撮影は難しいのでした。
私はその後みんなと別れ、一人で温泉に入ってくつろいでました。
温泉のない山なんてありえない!
昼寝して気楽に帰ってきました。