夏休みの収穫
先々週の収穫物です。
うん。なかなか透明でキレイなんじゃないですか。
人の来ない場所だけど、なかなかやるじゃないですか。
あんまりないけど、まあいくつか採れたからいいや。
やっぱり水晶は自採に限ります。愛着が違います。
こう、こうね、ガマの天井の水晶の生えた板を、バールでゴリゴリってやってね、グラグラって揺れだしたらそっと手で剥がしてね、先端を欠かないように注意しながら、様の良い5cmぐらいの「手のひらすっぽりサイズ」にうまく割るんですよ。
するとね、気が付かなかったけど端っこに小さいけどバランスのいいツインとか付いてたりして。
とりあえず腰を下ろして、タバコに火を付けて、露頭の下でプカプカやりながら、石をいろいろな方向から見て、「いひひひ」って笑うんです。
そういうことを、ケモノしかこないような山の中でやってるんです。
雨にも降られるし、クマには遭うし、何にも採れない時も。
だが、それがいいんですよ。
いっぱい採れると、帰り道に地元のジイさんと行き会って「なんかめっかったかい?」「おうよ!いくつかくれらい!」って、おすそ分けしたりとか。
鉱物界彷徨って、そんな感じなのです。