最終比較

照明関係、倍率などの条件をほぼ揃えて、比較写真を撮りました。
ピントの位置調整が 5μぐらいでそろえなければならないので、別のマイクロメータをおろしちゃいました。
comparison
中央部のピクセルクロップです。
意外と、Photar と Luminar の差が出ないですね。周辺域ではもうちょっと出ます。
UMN の解像力が一番高いというのが、おわかりいただけるかと思います。
すごくちょっとの差ですが。


このぐらいの実力差です。


もう、回折限界*1なので、これ以上シャープにはなりません。
これ以上開けると、被写界深度が稼げないので、立体物の写真になりません。
そして、現時点ではこの焦点距離マクロレンズは開発してくれません。
Leitz Wetzlar はまだ Photar を売ってるんですが、50諭吉以上するらしいし。
新しく設計しなおしてはくれないでしょう。
最新の顕微鏡レンズで撮ることは可能ですが、開口径が大きくて、やはり被写界深度の浅さに悩まされます。


これが10倍玉の限界です。これ以上は望めません。
もし、この上の性能を求めるなら、もうちょっと開口を上げて、深度合成することになります。

*1:絞りを光が回り込んでぼやける現象。光の波動性の一つの例。