ヘリコンフォーカス vs. コンバインZ

ヘリコン(HF)の輝度が高い部分が濃色バックに与える怪しいボケが気に食わず、コンバインZ (CZ) 入れてみました。
http://www.hadleyweb.pwp.blueyonder.co.uk/CZM/Manual/combinezm_help.htm
HFは1年ライセンス買っちゃったんですが、なかなか使えません。


とりあえず意地悪な被写体を意地悪に10枚撮影し、重ねてみます。


HFだとこう吐き出されます。
foit_helicon


CZだとこう。まだ使い方を熟知していない(いじれるところが多い)ので、さわりだけ。
foit_czm


なんだよ、CZのほうがよほどましだよ。HFのライセンス買って損した orz


使い方次第で、良くなったり悪くなったりします。
CPU power とメモリを喰うのは確かです。


CZ は倍率を選び、ピント位置が変わると大きく倍率がずれてしまうような低倍率のものが苦手っぽいです。
で、UMN の 10倍-15倍ってのはかなりいい感じの倍率のようです。
さすがに UMN も、新世紀になって深度合成をやらされるようになるとは思わなかったでしょう。
1960年代のレンズですが、なかなかこれは実力派なのです。
作例。約12倍。11枚のピント位置のずれた写真を合成しています。
garnet2
Ultra Micro Nikkor 28mm F1.8 (f = 4)/Multiphot/D3


大きな柘榴石の結晶で 1mm ぐらいのサイズです。
ゴマ粒よりちょこっと小さいような柘榴石は、誰もが踏んで歩きますが、よくみると意外とキレイなのです。