木ロウ作り

ひょんなことから、木ロウ作りの専門家を紹介してもらいました。
アポイントを取って、工場を見せてもらいに行きたいと思います。
えらく近くにあるのね。
しかし、平日に時間がないっす。よわったなもう。


木ロウを作っていて思ったのは、とにかく手間がかかることかかること。
こりゃあ手間賃がかかるな、と。
江戸時代、ハゼのロウソクを使えたのは一部の上流階級のみ。
貧乏人は菜種油を明かりにしていたそうです。
それでももったいないので必要以外は極力消していたのでしょう。
油泥棒とか、行灯の油を舐めるとか、そういう話は、菜種油でも貴重品だったことが背景になっています。
で、日が暮れると食事を済ませ、さっさと消灯すると夫婦はすることが一つしかありません。
少子化対策ですよ。
今の日本でも、電灯オフを一定時間導入するようにすると、少子化が解消されるんじゃないかと思いました。
2007年にオランダのある町でヘリコプターによる高圧線の切断に由来する二日間の大規模停電があり、9ヵ月後の出生率が44%増加したそうです。
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20081029019841a&j1
母集団*1の数が小さいのですが、有為差でしょうこれは*2
今の日本の夜は明るすぎて、夫婦が他にすることを見つけちゃうので、そのための少子化なのかな?とか思ってみたり。
もっとも、町が漆黒の闇になったら、犯罪率も急上昇するでしょうけど。


たまにはキャンドルの下で、夫婦で語らいあうのもよろしいのではないでしょうか?
そのときはぜひ木ロウのロウソクを探してみてください。自分で作るのもよし*3
まさにロウソクの科学。

*1:「母」集団という言葉が doublet であることに注意されたし。

*2:しかしどう考えても増えすぎていますね。スパームがバジャイナの中で生きられるのはせいぜい24時間。一月のうちに3日間受精可能な日が増えたとしてもそれは所詮 3/31 でしかありません。それでもこれだけ出生率が増加するのは、すなわち夫婦が薄明かりの下で話し合う時間を得て、わざと子供を作る夫婦生活をしているか、あるいは真っ暗なので避妊に失敗したか、それとも普段ぜんぜん夫婦生活をしていないかという理由が予想できます。オランダの12月だと寒いでしょうから、布団の中で互いに暖め合い、それでいつもより家族計画をよく話し合い、かつ真っ暗なのでコンドームを付けるのが億劫だったのか、という相乗作用を推測しています。

*3:まだ私がせいこうしていないので偉そうなこといえないのですけど。