みっくみくにしてさしあげます

仕事していたらヤマト運輸から「UPS の荷物がきてますよー」との電話。
仕事で受け取れないので夜遅くにお願いしました。
やっときたか・゜・(ノД`)・゜・


到着したのはみくちゃんことミクロタール(Mikrotar)です。
Mikrotar はツァイス社の高倍率マクロ専用レンズです。
10mm, 15mm, 20mm, 30mm, 45mm, 60mm, 90mm, 120mm のラインナップがあります。
作られている時代が微妙に違い、1930-40 年代に顕微鏡対物レンズから 10mm が作られ、その後より長焦点のレンズが製作されたのだそうです。
もともとカールツァイスは顕微鏡屋ですから、まさにツァイスマクロの源流と言えましょう。
その後戦争により東西に分かれ、Luminar やら Mikrotar やらのキワモノマクロレンズをこの世に送り出してくれたのです。
今回、最も手に入れやすい 20, 30, 45 の三本をイタリアの Dr. から送ってもらいました。
ちなみに Luminar ではこの代金すべて足しても1本しか買えません。
Luminar ってのは人気が高いのです。
たぶん、光学性能は Luminar に負けず劣らずだと思いますね。
Luminar vs. Mikrotar 対決をやっても、おそらく地球上でメル友と martini さんしか喜ばないと思うのですが、企画はしておきます*1
Mikrotar ってのは古くて情報に乏しいレンズで、ウェブを見る限り、国内で一番傾倒していて、かつ詳しいのは martini さんでしょう。
mindat.org に登録されている写真好きコレクターにも Mikrotar 使いがいます。


Mikrotar をコンプする予定はありませんが、最も珍しいのは最初期の 10mm だとメル友が言ってました。
彼の長いレンズ沼歴で、「今まで2回しか出現したのを見たことないよ」って話です。
ツァイスヒストリカソサイエティの管理人ですら、「世界で3人だけ持っているのを確認している」っていうレンズです。
私は eBay.de で一回見ています。


深い!果てしなく深いぞ!!マクロレンズ沼。

*1:東西の壁は無くなり、ドイツは再び一つになったので、いまさら東西合戦はしたくないのですけど。