マイミクがきた

スカートをはいたかわいい三人娘がイタリアからやってきました。
ドイツっ娘なんですけど。
mikrotars
ちっけー。
ウチのは 45mm が ausJENA, 残りが CZJ ですた。
世界最小マクロレンズコンテストは、絞り部分を外したミク20mm に決定。


さっそく作例。
ausJENA Mikrotar 45mm F4.5 です。
モノは d磁鉄鉱。栗生鉱山御座坑産。文献で一番詳しいのは未利鉄でしょうか。
d-faced_magnetite
うん。悪くないんじゃないかな。
ちょっと絞りすぎたけど、シャープですぜ。
輝度が高い被写体で若干光にじみが見られます。
絞ると前ボケが二線っぽくなります。
いずれも若干です。
磁鉄鉱を撮らなきゃわからないレベルでしょ*1
色収差、像の湾曲に対する補正は良好だと思いますね。


B&L Macro 48mm(テッサー)より高コントラストです。
気に入りました。
ルミちゃんや四兄弟と焦点距離がかぶってないってのもいいですね。


なお、普通は磁鉄鉱って o 面が卓越する傾向が強く、正八面体結晶になりやすいのです。
o-faced_magnetite
八面体のエッジに細く出ているのが d 面です。


ゴールドシュミットの図版でいうところの
magnetite
Fig. 29 が上、Fig. 30 が下です。


下の写真の撮影レンズは Luminar 63mm F4.5。


たかが3枚玉、されど3枚玉。


(おまけ)水入り水晶
enhydrous_quartz
みっくみく45歳)
上の空隙は内圧に耐えられずに割れてしまい、中の流体包有物が抜けてしまったようです。
そのひび割れが干渉縞を見せています。
下はまだ扁平な水溜りがあり、その中に扁平な気体が含まれていますね。

*1:真っ黒いけど、鏡のように結晶面で光が反射するので、古いコーティングのレンズの最も苦手な被写体