パロマ給湯器裁判

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008121902000084.html


ケースとしては、安全装置がぶっ壊れるか誤作動するかして点火できなくなったときにユーザがガス屋に電話して、ガス屋が予備部品を持っていないけど「とにかく風呂が使えないのは困る」という緊急の要望にお答えして安全装置をカットする改造を行い、そのまま忘れられてしまう、と。
で、そのうちファンもぶっ壊れて排気できなくなり、一酸化炭素が部屋に入ってきて中毒を起こした、という例が最も多いようです。


不正改造して安全装置を短絡していたのが町のガス屋であり、その不正改造にパロマが関与していたのかどうかが焦点。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060718/119237/
パロマは「知らないよ」って言ってるんですが、「パロマサービスショップ」の店員がこういう改造を(部品がないときの緊急的な逃げ道として)していたという話もあり、謎が深まるばかり。
PL 法なんて無かった頃の話ですからね。


モノには耐用年数があります。
どんなものでも時間がたてば必ずおかしくなります。
給湯器のように使用頻度が高く、燃焼という複雑な化学反応(当然、材料を劣化させる物質が燃焼ガス中に含まれています)を扱うものはなおさらです。
古いものを大事に使う場合は、事故が起こったときの危険度が生死にかかわるかどうか、メンテナンスをこまめに受けられるかが大事。


マルチフォトは人を殺しません。が、財布を空にすることはあります。


(おまけ)「あんまんじゃない!」…チョコまん購入の女性を金づちで殴打
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/205357/
自分で買ってきなさいヨ。