「ちくわ」と「ちくわぶ」の違いについて

私はてっきり「ちくわぶ」の「ぶ」は、「ちくわ」という名詞に対する地域的な接尾語だと思っていました。
しかし、今日「ちくわ」のつもりで買ってきた「ちくわぶ」は、「ちくわ」とは似て非なるものだったのです。
わたくし、この歳にしてこれら二者の相違を知りませんでした。
両者の違いについて、調べた結果を以下にまとめます。


ちくわ(竹輪)

  • 魚肉をすり身とし、竹などの棒に巻き付け、これを焼いて製した食品
  • 製法ゆえ、細長く、穴が開いている
  • 多くのものは製造時に塩が加えられ、魚肉の味と相まって味が付いている
  • 細く切ったキュウリなどの棒状の食品を穴に挿入することにより、「ちくわキュウリ」などの新たな創作料理が可能


ちくわぶ(竹輪麩)

  • 小麦粉を練って竹などの棒に巻き付け、これを蒸して製した食品(生麩の一変種)
  • 製法ゆえ、細長く、穴が開いている
  • 多くのものは製造時にグルテン化のために塩が加えられているが、あまり味がしない
  • 細く切ったキュウリなどの棒状の食品を穴に挿入することにより、「ちくわぶキュウリ」などの新たな創作料理が可能かもしれない


で、せっかく「ちくわキュウリ」を作ろうと思って買ってきましたので、「ちくわぶキュウリ」でもたいして変わらんだろうと考え、作ってみたのです。
こんなかんじ。
chikuwabu


おいしくない。あじしない orz


さて、ここで気になるのは、おそまつ君の「チビ太のおでん」の一番下が、「ちくわ」なのか「ちくわぶ」なのかということです。

形状から想像するとこれはどう見ても「ちくわぶ」だろう、と思ったのですが・・・
これは、ウィキペディアには、ナルト巻きとあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%93%E5%A4%AA
うーん。ナルトをおでんに入れるのか・・・


(結論)「ちくわ」と「ちくわぶ」は強烈に違う。決して混同してはならない。ちくわぶキュウリはおいしくない。


しかし、この日記の読者は幸せだと思います。
なぜなら今後「ちくわ」と「ちくわぶ」を間違えて、「ちくわぶキュウリ」を作らずにすむからです。
大変紛らわしいこの二者、区別が容易なように法で規制したほうがいいかもしれません。
知らない人は大混乱するでしょう。え、オレだけ?