適材適所

シリコーンなんていらない。高すぎるぞ」って話がありました。
えーちょっとまってよ。高いものは世の中にいっぱいあるよ。
機能性材料なら 400諭吉/Kg なんてざらじゃん。


「いや、おとなのおもちゃにシリコーンは欠かせないからさ」って反論。


あの種のグッズに要求される材料特性。

  1. 極小ロット生産可能なこと(数が出ないから)
  2. 低い熱伝導率(伝熱がいいと冷たくてびっくりする)
  3. 透明度が高く、着色が容易なこと(変な色や形だとユーザーが怖がって使えない)
  4. 離型性、モールド再現性(細かいところまで作りこみができないとリアル感がでない)
  5. 力学特性(適当な弾性率と強度が必要。フニャでもダメだしガチガチでもダメ)
  6. 耐久性(使っている途中でぶっちぎれても困るし、長持ちしすぎると次製品が出ない)


シリコーンエラストマーはすべて対応可能だぞ。