砂鉱

送っていただいた砂鉱を双眼実体顕微鏡でじっくり見ていたのですが、無色透明でアモルファスのガラス小玉と、まっくろけっけで不透明の真ん丸の玉がたまに混じっています。
人家が多いと、人間が火を使ったりして作り出したものが流れ込んでいるのだろうと思うのですが、後者は天体由来の可能性があります。
深海底には、地球外からやってきた無機物が大気圏突入の熱で融け、細かい球状の砂となってマリンスノーと一緒に沈んでいるとのこと。


昔、草下さんが細萱(群馬県甘楽郡下仁田町)の沢の重鉱物をさらうと、球状の黒い鉄酸化物がいっぱい出てくるので、もしかすると地球外起源かもしれないね、って鉱物情報に書いていたのを思い出しました。
あの時は、FeO (wustite) っぽいよ、って話だったのです。
久しぶりに砂を眺めて、なんとなく楽しかったのです。