いっかいやすみ

発熱、喉が腫れて呼吸が苦しい。
病欠。ふらふら。


日記のコメントに「私に刺激されて、顕微鏡対物レンズをカメラに付けて云々」とあり、え?と思いました。
それは私はごくたまにしかしませんです。基本はマクロレンズの人ですから。
両者は、形状は似ていても、設計や使用法がまったく違います。
ケーラーのペラペラな深度で用が足りる人は、NA の大きなコンデンサと対物レンズを使ったケーラーの方が解像力がはるかに高いんです。
でも、世の中のものはすべてが薄片ではなく、すべてに透過光が使えるわけでもなく、誰もが解像力を限界まで上げるために深度を捨てる用法なわけではありませんよ。
しかし、直焦点撮影推奨の高 NA 対物もあったりするんですよね。
エドモンドとミツトヨはそうですね。結像レンズをイメージサークルの確保できる位置に放り込んで CCD を持ってこいってあります。
まあ、適当なテストピースを使って自分でしてみてください。
それで、自分の被写体と撮影用途に一番合った撮影法を模索してみてください。
万能の方法はないってのは、すぐにわかるかと思います。
設計基準の鏡筒長でなければダメ、補償系光学系がないとダメ、像の彎曲や球面収差がダメ、ケーラーでなければダメ、ってのは、一種の思考停止です。
条件を振って、得られた結果を条件を変数として評価し、最適値を探すというのは、そんなに堅苦しいことではないです。
変数が多いとやっかいなんですが。
まずは自分で動かなくちゃ。それが実験屋根性というものですよ。
そんな堅いこと言ってたら、虫の目マクロなんてダメダメですよね。