安全講習

高圧ガス保安法にかかる安全教育講習を受けていたんですが、ビデオ教育の酸欠のところで、カゴに入れたカナリアを窒素ガスで窒息させる実験がありました。
カナリアを検出器にするって話は、大久野島の毒ガス作りや、多くの古い産業分野でいろいろ耳にしていたんですが、ホントに映像で見たのは初めてです。
止まり木に止まってるんですけど、酸素濃度15%を切ると、ポロポロ止まり木から落ちて、下でバタバタもがくんです。
こわいよ。
たぶん、止まり木から落ちる臨界濃度をもって検出限界とするんですよね。


あ、酸素濃度をあげたら蘇生したって話でした。


昔は、低酸素の気体を一呼吸半でひっくり返るって教わったんですが、今は一呼吸になったみたいです。
ホントにひっくり返るらしいので、要注意。
だれか、液体窒素汲み出しで蒸発した窒素ガスに頭を突っ込んでひっくり返ったって言ってましたね。
勢いよくひっくり返って頭をぶつけるとか、落っこちるとか要注意。
ただし、自分の調べた件例では、うずくまる例が多いんですよね。
エビを煮るとセワタで丸くなるようなものなのかな?


坑道に入る人は気をつけたほうがいいです。酸欠。
マンガンや鉄の鉱物が酸化され、酸化数が上がる時に、坑道内の酸素をメチャクチャ消費するのはよく問題になっていたようです。
特に、パイロクロイトがやばいって話です。
それと、坑道内に大量の坑木があって腐ってる時、これも微生物の呼吸で酸素濃度を下げます。
私も気を付けてます。マイ酸素濃度計があります。


んで、ビデオなんですが、BGM でフランク・ギャンバレが入っていたのにはもっとびっくりしました。腐乱、苦、頑張れ!