かいこうけん

ああ。二十五年―開高健エッセイ選集 (光文社文庫)

ああ。二十五年―開高健エッセイ選集 (光文社文庫)

開高健というと、ベトナムと、釣りと、美食と、パイプっていうイメージですよね。
高校時代、3冊ほど読んで「どうもオレとは考え方が違う」と近くに寄せなかったんですが、私も歳を取り、彼流の価値観が理解できるようになりました。
そして、なんだかんだ言っても、自分が彼からの影響を直接/間接で受けていることに気付いたのも確かです。


この本は彼の細かいエッセイをかき集めてきたもので、内容が散りすぎて買って読む価値があるかどうかはわかりません。
しかし、彼が死んで20年。彼のような人間の生きづらい世の中になったものです。



やっぱり、彼の全集とヘディンの全集は買い戻そう。