【フォトキナ】「カメラおやじ趣味」はまだ続く。新ジャンル機も鋭意開発中 〜ニコンフェローの後藤哲朗氏に訊く

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100924_396062.html

 元々、ニコンはカメラに対してマジメな会社です。今のニコンのカメラやレンズには遊び心がない。しかし、ガチガチに情報量たっぷりのシャープな画を出していれば、収差を加えてボカすことはは、あとからでもできますよね。最近よくある、後処理のデジタルフィルタなどではなく、昔のレンズと同じように光学的な振る舞いと同じような風合いが出るように(絞りや撮影距離などに連動した描写変化があるよう)処理を行なうなど工夫はできると考えています。ソフトウェアによる光学シミュレーションは、さまざまな可能性を秘めていますよね。ただし、これは後処理によるソフトウェアの遊びで、レンズそのものの遊び心ではありません。現時点では、そこは迷いもあります。とはいえ、今さら(収差を意図的に残した)性能の悪いレンズを出しても受け入れてもらえるかどうか。


 ニコン製品でいえば、工業用のウルトラマイクロニッコールデジタルカメラに装着して使っている人もいたりしますから、そういう遊び方を支援したい気持ちはあります。


あはははは、導師のことだ!