エルビウム

ガラス封管の中のものを撮影してみました。
ガラス管に肉厚のムラがあり、うまく撮れません。
Er
あまり使い道が無いんですが、レーザー発振子のドープ元素として用いられることがあります。
長石鉱山のあるイッテルビー(Ytterby)の地名の一部を取った命名なんですが、この地名からは、イットリウムイッテルビウムエルビウムテルビウムの4つが使われています。
紛らわしいこと甚だしいです。


最初に発見されたのはガドリン石からですが、いろいろな希土類鉱物にちょこっとずつ含まれます。
逆に、鉱物種として成立している鉱物に、エルビウムを端成分として含むものは今までに知られていません。
そんなことからも、希土類がみんな似ている兄弟だということがわかります。