島崎石

さらに観察。
希にクラックがあり、そのうちおよそのものはもっと透明度の高い鉱物で充填されているのですが、空隙の残るところもあります。
水の作用なのか、溶解して別の鉱物が生成しているような部分が多いです。
shimazaki_1


よく見ると、裂罅の母鉱物の結晶が明らかに再成長しているような部分もあります。
無色透明の片状結晶です。
shimazaki2


写真の真ん中と、下の部分なのですが、裂罅母鉱物の結晶方位を引き継いだ、定方位の半自形結晶が見えます。
フロロフ石やシベリア石かな、とも思ったのですが、再成長っぽいのです。
これが、島崎石の自形結晶だといいなぁ、と考えています。


熱水の作用だと、もうちょっと水の多いホウ酸塩ができるのかもしれませんが、これ以上は分析をかけないとはっきりしたことはいえません。