火打石を探しに

群馬に来たので、ついでに石掘りに行ってみます。
場所は下仁田の奥、西野牧の御場山(おんばやま)です。
江戸期に、火打石としての玉髄を多く産したことがあり、掘り跡があったそうです。
今回はその場所が特定できませんでしたが。


こんな山です。小さいですが急傾斜の、危ない山。
マンガ日本昔ばなしの山の形みたいなんです。
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沢沿いに上がってみます。数年前の台風被害でほとんど道がわかりません。
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滝もでてくるし
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これは高巻きして逃げます。


どこから上がるかね・・・
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うじゃうじゃ。


確かに火山岩の隙間に玉髄がいっぱいあり、これが風化分離して転がってます。
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そんなにでっかいものはありません。5cmぐらいでしょうか。


空隙に水晶が出ているのも
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しかし、たいしたものはありません。


粗結晶質石英
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幅4cm程度です。紫水晶はありませんでした。


江戸時代、ここで玉髄を掘り、その火打石と火打ち金と組み合わせて江戸の町で売り、だんなさんが家を出るときにお嫁さんがカチカチやってたりしたんですよね。
今となっては廃れた技術です。
今の科学技術も、数百年すると同じ扱いを受けるかもしれません。


何でだかわからないんですが、この山にはノウサギがいっぱいいます。
↓1K、日当たり良好、トイレ共同の自宅でひなたぼっこをしているウサギ。
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捕りそこねました。ちっ。


やっぱり山はいいですね。ほっとします。