我々の学問分野の祖であるK先生が、鬼籍に入られました。
私は孫弟子に相当し、実際に指導を受けたことはありませんが、とても残念な知らせです。
先生の業績はこの分野の日本の研究レベルを世界水準まで引き上げたことに結びついています。
ご冥福をお祈りいたします。

トレジャーハンティング@長野

全然関係ないんですけど、水晶掘りツアーを企画します。させられてしまうのです。
竹森と乙女鉱山があの状態で、黒平は初めての人を連れて行く自信がないので、やはり甲武信鉱山でしょうか。
参加者(ボッカともいう)募集中。
雨具とスニーカーとディパック(リュック)は必須です。
石頭(ハンマー)とタガネがあると理想。
おやつは300円まで。
水筒に日本酒を詰めてはいけません。


あ、しゃちょー*1は強制参加ね。上からの命令ですから。

*1:湯沼の社長のことではありません。

ボンベ

高圧ガスのヘッドを開ける際に、いきなり150kgf/cm3 まで開けてしまうと内部配管の断熱圧縮で1000度ぐらいまで温度が上昇し、モノによっては(あるいは空気との混合状況によっては)危険なので、ヘッドを30kgf/cm3 ずつ徐々に開閉する技術を教わりました。
ポンピング開閉というんだそうです。へー _〆(^‥^ )~
レギュレータのメータ正面の前に立って開閉作業をしないというのはほぼ常識ですね。

何で肉眼では色収差が起こらないのか

についてウェブでぱらぱら見てました。
色収差というのは、光の波長による媒質の屈折率の違いによって起こる(レンズの)焦点位置のずれで、色が像の周りに付くのでわかります。
ところが、私の肉眼はしっかり色収差補正が効いていて、色消しなのです。
アポクロマートか?と思うくらい。
収差理論では、二色の色消しは互いにアッベ数の異なるレンズが最低2枚必要ですし、三色なら三枚要ります。
では、肉眼における水晶体と角膜と、硝子体はすごくちょうどいいアッベ数でできていて、きっちり収差を補正しているのかな、といつも考えていたのです。
でも違うみたいです。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/psj/jpsj/06703/067030102.pdf

目のレンズには色収差があると述べた.中心窩の部分は黄色いキサンチン色素を持っており,短波長の光を吸収してしまう.また,中心窩には短波長に感受性の高い錐体視細胞(S cone)が存在しない.このことによって,中心窩では短波長の光に対する感度を落とすことによって色収差によるボケを回避している


検出器の波長による感度差らしいです。
それで、こんなに性能良く色消しできるんですね。すばらしい。

レンズ比較

接写のメインレンズを決めるべく、手持ちのレンズでいろいろ遊んでいます。
まずは光軸に近いところの解像度と描写力を比較することにしました。
被写体は、一本摘んできたモジズリ(ネジバナ)です。
これについて、ほぼ同一条件で撮影し、画像中央近くの比較をしています。
枚数が多くなってしまうので、あまり出しませんが。
焦点距離が違うのも(comparable ではないのですが)参考に比較しています。
この場合、ベローズ長を変えて、拡大倍率をほぼ同一になるように調整しています。
だいたい拡大倍率は1.5倍ぐらいです。


EL-Nikkor 50mm F2.8(f =16), 1/25 sec.


EL-Nikkor 50mm F4(f =16), 1/25 sec.


Micro Nikkor 55mm F3.5(f =16), 1/25 sec.


EL-Nikkor 63mm F2.8(f =16), 1/25 sec.


EL-Nikkor 75mm F4(f =16), 1/25 sec.


高解像度テストでは EL-Nikkor 50mm F4 より Micro Nikkor 55mm は悪かったんですよね。
この感じですと 50 mm なら F2.8 の感じが結晶向きでしょうか。
ボケは両方とも気持ちいい感じではありません。
高倍率で、EL-Nikkor F2.8 と F4 を比較する必要があります。


同じメーカーである、ニコンのレンズばかり比較しても面白くないので、中学高校の時に常用していた、ラッキーの激安引き伸ばしレンズ(50mm F4.5)も撮ってみました。
E-Lucky 50mm F4.5(f =16), 1/10 sec.

この拡大倍率で解像限界に達しちゃうのでダメダメです。
被写界深度の感じから、このレンズは絞り環の数値より絞っているみたいです。だから暗くなるんでしょう。


これだけじゃあまり比較にならないですね。
他社のレンズも試してみたいです。